本番でした。

800のキャパに1200売れて、970入場。
一部と二部で観客が何割か入れ替わったから、大成功です。

リハーサルで、歌詞の細かい事を覚えたことを確認。
声の持って生き方をピアニストの助言で解決。
私もとうに解っている事が出来ていない。
合わせの練習時間が十分とれないなかでせいいっぱいやったと思う。

衣装を着て、ソファーに座っていると、
Sさんのお父様が、わが愛娘とピアニストに
楽屋にお茶のペットボトルを持って見えた。

風邪気味で咳が出る状態だった上に、
昨夜の事もあってベストではなかったけど、
楽屋に戻ったら、Sさんが、お疲れ様と言ってくださった。

おしていたからといって、拍手をさえぎってMCに入るってどうよ。じぶん。

身体的に有利な他のソプラノのSさんの声を聞いて、
自分が何処をどうすれば、納得していただけるか考えた。
オペラアリアは、周りが役柄をキメてくれるから、
わあわあ言っているだけでまあいいんだけど、
リートは1人で色んな場面、役をやらなくてはならないから、
やっぱり大変だ。
ドイツ語特有の破裂音、巻き舌とかMとNの違いとか
気にしながら、音楽がとぎれないようにしないといけない。

母の電話では、
「最初の方は、上がっている感じで硬い感じ、暗い感じが多かった。
後の方は、柔らかい明るい感じとインパクトが出てきた。」
ということだった。

連祷　のばら　鱒　　（シューベルト）

私の眠りはいよいよ浅く
歌の調べの如くに　　　（ブラームス）