夫のアッシー君で、移動中に、
FMニュースで、柳沢大臣の事を言っていた。

夫「そんな事言っている男の人多いよなぁ。
いつも、そんな事いっているから、ぽろっと
(言葉に)出てくるんだよ。」

私「、、まずいよね。、厚生大臣よね。」

2日の地元紙より、
「産む機械」発言 職責を果たせるか (2月2日付)


 厚生労働相の失言に対する批判が収まらない。安倍晋三首相は反省を求めた上で「職務に専念し、結果を出すことで国民の理解を」と述べているが、型通りの対応で厳しい姿勢が伝わってこない。職責を果たせる状況なのか、判断を誤ると傷を深くする。

 少子化問題をめぐる柳沢伯夫厚労相の失言は弁解の余地がない。

 「産む機械と言ってはなんだが、装置の数が決まったとなると、機械と言っては申し訳ないが、機械と言ってごめんなさいね、あとは産む役目の人が一人頭で頑張ってもらうしかない」

 さすがに本人も「これはまずい」と思ったのだろう。発言の途中で訂正、謝罪をしているが、少子化対策の旗振り役という立場を考えれば、それで無罪放免とはいかない。

 「産む機械」という例えは無神経で、女性の人権をないがしろにしているのは言うまでもない。さまざまな理由で子どもを持てなかった人や不妊で悩んでいる人の気持ちも深く傷つけたが、問題は例えた言葉の不適切さだけではないだろう。

 少子化の進行にはいろんな要素が絡んでいる。厚労相がそれを理解していないはずはないが、詰まるところ本音では「女性の頑張り次第」と思っているのではないか。そう受け止められても仕方のない発言であり、これでは政策の信頼まで揺らぎかねない。

 安心して子どもを産み、育てるには保育の環境や雇用の在り方、教育費の問題など、改善しなければならない課題が山積している。それを解決するのが政治の役割だが、担当大臣が女性だけに責任を負わせるような発言をしていてはおぼつかない。

 政府は新たな少子化対策の策定に向け、近く検討会議を立ち上げる方針だった。担当大臣の見識が疑われる状況では、どんな対策を打ち出しても冷ややかに見られる。

 野党は「内閣の人権感覚が国際的に問われる」として辞任を要求し、衆院予算委員会を欠席した。審議拒否という戦術には賛否あろうが、参院選を見据えて与党内からも辞任を求める声は高まっている。

 安倍首相は「(厚労相は)高い見識を持った方だ。職務に専念し、政策で結果を出していくことにより国民の信頼を得るよう努力してほしい」と述べたが、果たして職責を全うできる状況だろうか。

 辞任要求が相次いだ代表質問に対しても、安倍首相は同じような文面を繰り返し読み上げるばかりだった。首相自身の“肉声”が聞けなかったのは残念で、訴えかける力が弱かったのは否めない。

 だれが聞いても不適切な発言に対し、やはり最初からもっと厳しい態度を示すべきではなかったか。型通りの注意をしただけで擁護する姿勢に、内閣の緩みを正す指導力もうかがえなかった。

 国民はこうした問題で、国会が混乱する状況を望んではいない。守り切るにしろ、罷免するにしろ、状況を見極め、論戦の環境が整うよう早急に事態を収拾してほしい。

 少子化対策は、着実に進めなければならない重要課題である。合計特殊出生率は1・26(2005年)と過去最低で、2055年までの推計でも変動はない。このままでは人口減少が加速し、さまざまな弊害が出てくる。

 子どもを産む、産まないは個人の考えだが、産み、育てたいと思える環境整備は政治が担うべき課題である。そのために、どんな政策が有効なのか。本筋の政策論議でこそ、与野党の対決を繰り広げてほしい。(大隈知彦)


知★彡

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