鉄コン筋クリート (原作 松本大洋)
2007年1月19日 映画
DVD 宝町で暮らす親を知らない少年クロとシロ。町で“ネコ”と呼ばれるふたりは、かつあげやかっぱらいで暮らしていた。その町で“子供の城”の建設話が持ち上がる。しかし、それは古めかしい宝町を近代化して支配しようとするヤクザの仕業。昔気質のヤクザのネズミは反対するが、彼のボスは謎の男“蛇”にこの計画を一任していた。残酷な蛇は…
孤児たちの暴力シーンに、いたたまれない気持ちなり、
苦い思いで見ていたが、
グラフィックが、アーティスティックで盛り沢山で、
しかもただの暴力やヤクザものではなさそうだ。
デベロッパー“蛇”は、残虐にして冷酷で、金儲けの象徴だが、
それは、現実を突きつける本体なのだろう。
暴力シーンは、“蛇”によりさらに過酷となるが、それによって、
主人公クロのバイオレンスは狂気に発展する。
それにより、シロの愛のバイオレンスが、
病的に高まるが、そのシーンは、「子供のお絵かき」
という、「天才」で表現される。
ここで、「平気ですよ。ぼく、不感症だし。」が口癖の沢田刑事は、
シロを保護しようと、突き上げる「感情」に覚醒する。
シロとクロは、離れられない宿命の関係。
脆く、純粋な子供の心がこちらに迫ってくる映画だったが、
最後は、シロがイノセントな「あーんしーん あーんしーん」という声で、
クロのお守りをしているし、その状態がシロの安心なのだろう。
鉄コン筋クリート という題名は、幼児ことばから来ていると思う。
孤児たちの暴力シーンに、いたたまれない気持ちなり、
苦い思いで見ていたが、
グラフィックが、アーティスティックで盛り沢山で、
しかもただの暴力やヤクザものではなさそうだ。
デベロッパー“蛇”は、残虐にして冷酷で、金儲けの象徴だが、
それは、現実を突きつける本体なのだろう。
暴力シーンは、“蛇”によりさらに過酷となるが、それによって、
主人公クロのバイオレンスは狂気に発展する。
それにより、シロの愛のバイオレンスが、
病的に高まるが、そのシーンは、「子供のお絵かき」
という、「天才」で表現される。
ここで、「平気ですよ。ぼく、不感症だし。」が口癖の沢田刑事は、
シロを保護しようと、突き上げる「感情」に覚醒する。
シロとクロは、離れられない宿命の関係。
脆く、純粋な子供の心がこちらに迫ってくる映画だったが、
最後は、シロがイノセントな「あーんしーん あーんしーん」という声で、
クロのお守りをしているし、その状態がシロの安心なのだろう。
鉄コン筋クリート という題名は、幼児ことばから来ていると思う。
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