映画はみていないが、レビューに感動した。
2007年1月17日 映画無謀さ、愚かさだけが強調されてきて大東亜戦争であったが、実は幾多の銘記すべき戦いがあったということを知るべきだ。一方、どこまで真実かはわからぬが、イーストウッドの映画に描かれている米国は、「硫黄島」の直前までは、さんざんに打ちのめされ、巷には厭戦気分が広まり、財政的にも戦時国債を乱発しなければならないほどの「KO寸前」の状態だった。それほどに日本は良く戦ったのであり、日本が密かに探った講和の道も夢ではなかったのだ。
その勇猛なる戦いぶりが人類史上最大の反則行為である核攻撃まで引き出したのだから、日本人の戦いは再評価されて然るべきだろう。その時にこそ、また、数々の失敗−−戦略的な失敗、戦争指導の失敗、意志決定の失敗、組織の失敗等々−−が浮き彫りにされ、真の意味での戦争責任も明らかになると思うのだ。
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