本番

2006年7月2日 音楽のしごと
ホテルの朝食を済ませ、部屋に戻ると、(AM8:55)夫から電話。
「JRが川内で止まったと、姑達から、電話があった。
昼食は俺一人になりそう。」と、悲痛な叫び。
「仕方ないねぇ。」と、慰めてみたものの、ちょっと気になる。

ゲネプロでは、『表情を豊かに』をマイテーマに意識した。
誰でもそうするが、高音は温存した。
すると、テノール氏が前日とは、違ったものをお感じになられたらしく、
「低音がいいですね。男を惑わす感じが出て、
カルメンなんか似合いそう。僕がドン・ホセやりますから。」と、仰る。
『表情を豊かに』したら、色気が出ちゃったらしい。
仕方ないわ。あは。

本番30分前に佐賀からマイクロバス仕立てて来てくれた方から
電話が入る。
「場所何処〜?」
楽屋が丁度、電車通りが見える部屋だった為、ビルの看板とか、
路面電車の電停で誘導出来たけど、逆サイドの楽屋だったら、
もっと、うざかったてこずったかも。
縮尺の違う地図を二種類プリントして、渡してあるんだけど。
電話を切っておくあと、もう、二種類程、地図をプリントすべきだった。
間に合ってよかった。   

舞台に上がると、姑たちは、間に合っていた。
ふむ。よかった。(顔には出さない。)
一応、大過なく、成功だったみたい。

ホワイエで、大勢の方と写真を撮り、挨拶した。
その後、親族と話した。昼食は軍@件という、
中華で、全員最後のゴマダンゴ以外は、食べるのに
間に合って、Oさんら七人の一行と、偶然一緒だったと聞いた。
皆さん、美味しいものを食べて良かった良かった。

夫が車で来て、花束を持って帰ってくれたから大助かり。

出演者とスタッフは、打ち上げ会場の
イタリアンレストランに向かう。

テノールは、チューリッヒから飛んで来て、
墨田トリフォニー、熊本、長崎のリハ、G.P.、場当たり
で、六日連続声を出されて、打ち上げ半ばで空港に向かい、
東京泊で、翌日はチューリッヒで本番。
「今回の演奏旅行は全部で25曲。うち、3曲の現代曲は、
譜面を置いてやったのは、助かった。」との事。
(現代曲の世界初演は譜面を置く慣わし。)
燻製のチーズや生ハム、ソーセージと
一緒に出された沢庵にのみ興味を示されました。
好物ですって。ベジタリアン?

カルメンも合ってるけど、サムソンとデリラの魔性の女
http://homepage3.nifty.com/operasuzume/SamsonEtDalila.htm
(ココが面白い)
魔笛では、の第二の次女、
(演出家O氏からは、パミーナが適役といわれました。10年前(笑
スザンナもいいけど、って)

音楽の話題のほかに、
日本でのアナウンスの話題になって、「世話の焼きすぎでうるさい。」と、
またNさんが論客となり、テノールとE先生で、盛り上がる。

白線までお下がりください。←わかってるの!幼稚園生じゃあるまいし。
後、いろいろ、納得な事例が出たけど、忘れた。残念。

論客ピアニストNさんのご主人の運転で、帰宅。
夫の母と叔母が、お座敷と次の間に布団を敷いていて、
布団の上に座った叔母=第九アルトソリスト三回経験
の感想を聞く。
「こんなドイツリートの演奏会はあまりないのよ。
曲目も、よく歌われるものもあるけど、あまり聞けない曲も聞けて、
本当にドイツリートを堪能しました。
@@@さんのミニヨンもあまり歌う人がいないのよ。
音楽をやる人の中には、我も割れもと自己顕示欲の強い人がいるし、、
多いし、、目立つけど、このコンサートは育ちのいい人達だぁって印象があったわね〜。
とても良かったよ〜。またやる時は必ず知らせてね。!
Tさんの伴奏は、声と溶け合ってよかった。あんな伴奏だったら、歌いやすいよね。」

後で電話で、こんなにE先生に伝えよと。

「著名な音楽家の演奏会なら、つつーっと通り過ぎてしまう所ですが、
こまやかで、小さいものを沢山聞けて、
本当にいい音楽会でした。ウィーンのかおりがしました。」

お礼状や、メールを済ませ、次のミニコンサート6曲の練習開始。    

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