お墓の話
一昨日の敬老の会で母がお墓の話を切り出した。
自分が入る予定の父の所ではなくて、母の実家の墓の話。

母の実家は20くらいの墓石と円柱形の小さい納骨堂から成る。
納骨堂は数人が雨風を凌げる程度だけど、入るととても気味が悪い。

ここに、当主(18代目)は入っていない。
同じ敷地に共同の立派な納骨堂があって、無料で入ったらしい。
招待されたのか?家族が頼みこんで入れさせて貰ったのか、
子細は知らないが、大きい納骨堂建立の際、その敷地を提供したから無料と言う事らしい。
しかし、共同の納骨堂の人々が20くらいの墓石があるスペースを、
駐車場に使わせて欲しいと申し入れたのに、18代目の弟たちが反対して、
そのスペースを10?のコンクリートで固めて真ん中に墓石を集め、
小さい納骨堂とともにモニュメントを作るプランが進みつつある。

話をしながら、母はビールが美味しいと下戸なのに、普段よりもよく飲んだ。
私は直接関係のないお墓の話で、アバク、だの生臭い単語を聞いたせいか、
いまいち食欲がわかなかった。
敬老に相応しい話題で、聞いてあげなきゃ。という義務感が先立った。

禁忌な話で、しばらく封印していたが、母の弟達の心境を思うと
何かイトオシイ様な気がしてきた。
彼らにとって、先祖伝来の墓所に、他人がズカズカと、車を乗り入れる事がどんなにいやな事か、可笑しい程分かる。

次男は彫刻が趣味で、素晴らしい版画の年賀状をよこす人だが、
二十年ほど前から、座禅をしたり、仏像を彫るのが趣味。
Mちゃん娘からは、「お父さんが彫った仏頭が、廊下に並べてあって、夜トイレに行く時、トテモキモチワルイ。」とか言われている。
それを、ネタに「@@おじさんはね〜〜。そーんでもってMちゃんはね〜〜。」と、家族や親戚で笑い合ったこともたびたび。
三男は、、はっ!!、私、叔父から借りた鈴木大拙を返していないぞ〜〜!!

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