大正の建物考（笑

水匠（みしょう）で小学校のコーラス仲間と昼食。
にがりとにんじんとオレンジのジュースが食前。
白和え、白身魚揚げ物甘酢餡白髪葱、古代米、吸い物、牛蒡の香の物、
が美味しかった。
朧豆腐藻塩、の豆腐は普通に美味しい。藻塩でぐっと美味しくなる。
うのはな湯葉巻は普通。
煮物は、（南瓜、人参、トマトで、餡は豆乳と何か緑）。
トマトが温かくて、甘くて美味しかった。
デザートは蓬餅のぜんざい。餅が柔かくて美味。
以上　　￥1350

大正の建物で、「お金持ちが建てたのねー。」と感心する誰かの言葉に、
メイン座敷の床の間の横に一間の仏壇が作りつけているのを見て、
つい、「ここはお仏間も作ってないのね。」と、いやみな私。

お縁も狭いし、玄関も狭い。
さっき間違って入った男子トイレもTOTOのちろっちい男子トイレ。
どうしても、似た様な時代の建築物に遭遇すると、比較してしまう。

そして、トイレといえば、いろいろと次々に思い出す。

母の実家は、新潟の伊藤家程の規模ではないが、トイレは染付け有田焼。
お座敷にはもちろんの事、お仏間にも、周りお縁がついている。

母の弟が18代目。三人娘の長女が養子を取って19代目。
庄屋ではないが、士族から養子を取ったり、努力して続いている。

次女は昔庄屋だったけど、今は医院で、子供がいない祖母の実家の
養女にしようと周りがもくろんでいた。
医者になった親戚と結婚させようとお見合いしたけど、
相手が「な〜んも話ができない。」方で、嫌がっていた。
職場関係で知り合って、お付き合いのあった外資系サラリーマンと、
東京転勤を機に駆け落ち。
駆け落ち前夜に母親に打ち明け、母（私の叔母）は通帳と印鑑を持たせて、
後で、衣類等を送るから、と協力。
東京の仲間ウチでさっさと会員制で結婚式を挙げ、入籍。
父（私の叔父）は役場に用事で出向いた時、役人から入籍の事実を知らされる。
田舎ならではかもしれないけど、それを聞いたときは痛快だった。

医者になった親戚は看護婦さんと結婚した。

三女は東京で証券会社勤務。
先日の結婚式で、母は叔母と三女の所に泊まろうとしていたが、
式場のホテルに泊まって大倉美術館見学をして、ルーツがどうの。
大成建設だった。と、私に講釈。

母が休みの度に実家に帰り、妹と、ここの三姉妹と、よく、遊んだ。
今度結婚したいとこも、後のほうで、くっついて遊びだした。

屋敷の前を県道が通るように、道が曲がっているから、
夜間に大型トラックが走るとやかましかった。
道に一番近い座敷は、よく眠れなかった。
鼻がよく詰まって目が覚めた記憶がある。
普段使わない寝具で寝ていたから、
ハウスダストが悪くなってアレルギーがおきたんだろう。
自分の家では鼻が詰まる事はなかった。
余分な寝具は、メンテナンスが出来ないようなら、考え物だ。