出演者の控え室で、
私はグレーを噛んだライトブルーのドレスの上に
白のカットレースに花の刺繍を施したストールを巻こうと広げた。
それを見てピアニストが、「見て〜♪」と言ったら、フルート奏者が、
「歌の人は、いろいろできていいね。」と、言って羨ましそうだったから、
ビスチェのフルート奏者に、「細いから、出せていいね。」と、返事しつつ、
「私も思い切って、こうだ!と出せばいいかな〜〜。」と、悪乗りしたら、
「歌の人は何でもありだから、、」と、言われてしまった。

ここで妄想。
Operaでは確か、素っ裸になる外人もいたっけ。
サロメで『 ヨカナ〜〜ン 』と生首抱いてやったSoprano、、こわ〜〜い。
絢爛豪華な貴婦人もハミ乳しそうな谷間まるだしあたりまえ。
そういえば、
佐世保シティーオペラの人がおわんを胸に入れた事を思い出した。
滑稽だったらしい。と、やった本人が嬉しそうに語った。
私はそこまでしないけど、、、乳あるから、、、。

はい。現実に戻って、

邦楽の出し物の三味線の方が、
「素敵ね〜。フランス製?」と、聞かれて何処製か知らなかったので困った。
フレーニを意識して、ゆる巻きの巻き髪で、日本人がなかなか染まらないらしい色の金髪のウイッグと、
金色と、ブルーの大きな薔薇をつけた。

フルートは譜面台をpfの横につけて、ピアニストと同じウマで演奏。
私は、傾斜こそしていないが、一段高い舞台で、端から端まで使え、との指示。
舞台を伯爵夫人の部屋に見立てて、窓辺によって、下の薔薇園を見下ろすふりをしつつ、
横長な会場の聴衆に金髪の【伯爵夫人姿】をアピール。
その姿のまま、北原白秋のヒガンバナを歌って終わり。

風邪気味かもしれない状態。で、本番中に痰きり咳おば、致しましたが、
ピアニストが、「分からなかったよ。」と、言ってくれて、やさしーひとだな。と思いました。
うまく所作にまぎれたらしい。でも、最前で見つけた人もいるかも。
会場最後部で、録音のMDを聞いたら、咳は聞こえなかった。
その一箇所で発声がやや荒れた程度だった。
あとは、ま、安心して聞けた伯爵夫人でした。
ていうか、ほっとした。

666の会場をでたとたん鳴った携帯から始まった今回の晩餐会イベントは、
企画がよかったと、褒められたそうです。

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